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ヴージョは村の畑のほとんどを単一の特級クロ・ド・ヴージョ(約50ha)が占める特異な村。12世紀にシトー派修道士が石垣で囲ったこの畑は、ブルゴーニュのテロワール思想の原点であり、利き酒騎士団の本部シャトー・デュ・クロ・ド・ヴージョがあることでも知られる。
50haを80以上の所有者が分け合うため、同じ「クロ・ド・ヴージョ」でも斜面上部と平地寄りでは条件が大きく異なり、造り手と区画によって出来が分かれる。「特級の名前だけで選んではいけない」というブルゴーニュの教訓を最も体現する畑といえる。
裏を返せば、良い区画・良い造り手を見極められれば、特級としては手の届く価格で本格的な味に出会える。所有者ごとの違いを飲み比べる「クロ・ド・ヴージョ研究」は、ブルゴーニュ好きの通過儀礼のひとつだ。
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